躰道の歴史

 

ケンカの実戦武者であった岸本祖孝老師は、「剛柔流も、上地流も体を固めるだけ。それではケンカはできない。鍛えられぬ目玉や、金的を素早く打ち抜くこと。急所を打ち抜く空手が最強だ」と提唱。

そのため指導法は剛よりも柔に重きを置き、より迅速に動く実技・より正確に施す実技・より伸縮を用いる実技・より急所を狙う実技を練り上げ、また祝嶺翁に指導した。

しかし指導法は、無言・模倣・理屈抜きであり、老師が九尾を縦に振るまで続けられたという厳格な指導法であったという。

突く拳は風を切るほど速く、蹴りは膝の裏を引き締め空気を包む感じで引け。刺す貫手

は、反動で返すよりも遠く返せ。当てる肘は手の長さよりも遠い方で当てる心地でやれ-岸本祖孝老師。

 

 

 

※補足  現在の躰道では上記の様な急所攻撃に特化した指導は行っておりません。 また、説明しながら指導をしておりますし、熱い時期にはこまめな水分補給時間があります。 また、具合が悪そう、顔色が悪いと思えた場合には本人が大丈夫と言っても半強制的に休憩して様子を見るようにしております。 これから始めてみたいと思った方の為に念のため。